春の季語として登場する猫
歳時記で春の季語を探していたら、猫の入った季語がたくさんあることに驚きました。猫だけでは季語としては使われませんが、猫と他の言葉を組み合わせた形で、季語として掲載されています。手元のホトトギス新歳時記(三省堂)では以下の...
俳句を捻る
俳句を捻るという言い方があります。俳句を作るということです。詠むともいいますが、捻るというとなぜか高尚な感じがして、ちょっと言ってみたい言葉です。「ひとつ俳句でも捻ってみましょうか」なんて。 そもそも捻るとはどういう意味...
新年の季語 ― 去年今年(こぞことし)
2021年が明けました。 年頭にあたり、今年は世界中の誰もが大切な人と一緒の時間を過ごせるようになることを祈願します。 新年の季語に「去年今年」という言葉があります。「こぞことし」と読みます。手元の『入門歳時記(角川書店...
一句に季語がふたつ
梅雨の空に向日葵の傘広げたり 6月の兼題の「梅雨」を受けて作った句です。この6月は気分が重くなることばかりで心が晴れ晴れしない日が続いて、まさに「梅雨」状態。俳句にも集中できず締め切り間際になってやっとできた句です。鬱陶...
山笑ふ(やまわらう)- 俳句
山笑ふ ― 恥かしながら初めて聞いた日本語でした。山がワハハと笑うわけではないし、山が笑うってどういう意味なんだろう? 草木が萌え始めた春の山。花が咲き鳥がさえずる春の山。生気あふれる明るい春の山のこと。 俳句では春3月...
季語を知る – 俳句
俳句の会に入りました。ずっと興味がありながらも、読んでわかる句もあれば全くわからない句もあって難解な近寄りがたい世界だったのですが、義母が出席できなくなった俳句の会の幹事さんに勧められ、思い切ってはじめてみました。 「で...