沖縄の布 ― 琉球紅型
沖縄の代表的な工芸品の1つである琉球紅型の染め。手作業で色を差していくところが特徴で、型染めであっても1つ1つの作品が全く同じにはなりません。独特の色と柄とが醸し出す美しさは沖縄らしさに溢れています。
沖縄の布 ― 芭蕉布
沖縄の布には琉球王国の王族のために発展していった首里織や、読谷や八重山など各地で織られたミンサー織、また芭蕉布などがあります。芭蕉布は薄く涼やかな布で、制作には非常な手間と労力がかかります、
一枚の布 – 小千谷縮み(おぢやちぢみ)
雪から生まれた布 小千谷縮みという夏のきもの地があります。麻の織物なのですが生地の表面に波状の皺があるのが特徴。皺はしぼと呼ばれ、この凸凹したしぼがあるお陰で、風通しが良いだけでなく肌に張り付かないさらりとした着心地になり、盛夏のきものにもってこいというわけです。
春を食べる
春一番に庭の片隅で顔を出すふきのとうにはじまり、春の訪れを感じさせてくれる木の新芽や草。子どもの頃は苦手だったはずの香りと苦味が、年を重ねるごとに忘れがたい味になったきました。
九谷焼にかけた壮大なる夢、吉田屋伝右衛門
古九谷と言えば、江戸初期のわずか40年ばかりの間に生産されていた焼物の名品。古九谷が消えてしまって100年以上も後に、72歳にして九谷焼の再興に着手した加賀の商人、四代目吉田屋伝右衛門の話は非常に興味深いものです。