美の陰に職人ありー日本女性の装いの美をたどる「和モード」展
この展覧会は、小袖や髪飾り、化粧道具、浮世絵といったサントリー美術館の所蔵品に表現された伝統様式を「和モード」と名付け、日本女性の装いの歴史と文化を伝えようとするものです。昨年3月末にオープンした東京の新名所、東京ミッドタウンにあるこの“和モダン”の美術館で、想像以上に優美で精緻な和モードの世界に浸ることができました。...
この展覧会は、小袖や髪飾り、化粧道具、浮世絵といったサントリー美術館の所蔵品に表現された伝統様式を「和モード」と名付け、日本女性の装いの歴史と文化を伝えようとするものです。昨年3月末にオープンした東京の新名所、東京ミッドタウンにあるこの“和モダン”の美術館で、想像以上に優美で精緻な和モードの世界に浸ることができました。...
子の年 ねずみ年にちなみ ライターをしながら染織の勉強をしている親友からの年賀状で日本にはいろいろな鼠色があることを教えられました。 さっそく「日本の色」という本を見てみると、日本の伝統色の鼠色には「四十八茶百鼠」という言葉があるほど多彩な茶色と鼠色があるそうで、びっくり。(実際にこれだけの色数があったどうかはわか...
ソメイヨシノは自家不和合性が強く、自らの個体の花粉ではまず実がならないということを。ですから、日本中に植えられているソメイヨシノは挿し木などで増やしたいった元の桜のクローンにあたるということになります。日本中にあるソメイヨシノの元は同じで、今各地にこの木があることを考えると、この木の花に魅せられた日本人の大いなる熱意に...
以前に取り上げた芭蕉布や紅型以外にも、沖縄独特の布地はたくさんあります。首里織は琉球王朝のまさにお膝元で生まれ、多彩な色や織の技法を発展させていき、現在では花織や首里道屯、首里絣、首里手縞など多くの種類に分けられます。八重山など各地で織られたミンサー織は場所によって少しずつ違うようです。
いろは堂のお茶の製造元である本比園の比留間さんもメンバーである東京狭山茶手もみ保存会が、11月20日に静岡県で開催された第10回全国手もみ茶技術競技会で最優秀賞を受賞しました。
東京で開催された宝城間栄順氏の琉球紅型展を訪ねた。日本に残る宝のような布に、栄順氏の豊かな紅型染色が施された作品が数多く展示。宝布とは、越後上布、結城紬、宮古上布、喜如嘉の芭蕉布、久米島紬、松岡姫。透けるような布と鮮やかな染色が印象深い。