華やかな木目込みが魅力の桐の箱
ピンクの鈴の柄が愛らしいこの箱は、浅草にある桐の木目込み細工のお店、箱長の桐の箱。桐の箱に、鈴の絵柄を彫りこみ、そこに色柄の美しい布を木目込んで作るのだそうです。 桐といえば、源氏物語の光源氏の母君、「桐壺」が思い浮かび...
煌めくガラスの美、江戸切子
繊細にカットされたグラスが光に煌めく。その美しさに魅了されるのはきっと私だけではないはず。世界にはバカラ、ボヘミアなどガラス工芸で有名なところがありますが、日本のガラス工芸にも素晴らしいものがあります。今回はそのひとつ、...
一句に季語がふたつ
梅雨の空に向日葵の傘広げたり 6月の兼題の「梅雨」を受けて作った句です。この6月は気分が重くなることばかりで心が晴れ晴れしない日が続いて、まさに「梅雨」状態。俳句にも集中できず締め切り間際になってやっとできた句です。鬱陶...
アートスコープで蒔絵の細部に迫る(東京富士美術館)
古来、日本では漆器を日常に広く使用してきました。赤や黒の漆で塗られた漆器をひときわ華やかに彩るのが蒔絵です。金や銀、またその他の色粉で花や木、鳥などの生き物が描かれると漆器は一段と美しさを増すようです。 その蒔絵を多数集...