コロナ禍とキモノ
8月の暑い盛りに、「店じまい」と印刷された葉書が届きました。数十年前からお世話になっている呉服屋さんからで、「閉店のご挨拶。コロナ禍で着物の需要が減り、いままでのような営業がままならなくなりました」と書かれていました。こ...
使わなくなった帯があったら
久しぶりに帰った実家で、俳句の色紙がちょっと粋な和風の軸に飾られていました。 うん? これは。。。帯かしら? 母に尋ねると、やはり、帯だそうです。 もう高齢になり、自動車の免許を返納して出かけることもめっきり減った母。着...
招き猫のポチ袋
招き猫のポチ袋を見つけました! 500円玉がちょうど入るほどのサイズ。型染技法(注)で作られた手摺り和紙のもの。小さいながらも手摺りとは。正方形というのもめずらしい。年頭に招き猫は縁起がいい。即、買い求めました。 なぜか...
桐生織: 多彩な表現力に感嘆
銀糸を織り込んだ光沢のある背景に織り出された草花が可憐で思わず手に取った、東京国立博物館ミュージアムショップのブックカバー。江戸時代後期の琳派の画家である酒井抱一の夏秋草図屏風の絵が、桐生織の、とくに絵画織と呼ばれる技術...