夫も「つま」、妻も「つま」

還暦も過ぎ、両親たちも見送り、去年から二人暮らしが始まったわたしたち夫婦。時間に余裕ができたこともあるけれど、コロナ禍のお籠もり生活での運動不足解消のため、二人で散歩することが多くなりました。連れだって歩いていても何を話...

卓球が人生を決めた-2

人生を振り返ってみると、大抵はこの人なくして今の自分はありえないと思える恩人が存在するだろう。私にもそんな人が何人かいる。前稿で紹介した藤井氏はその一人だ。 本稿に登場する野村堯先生もそうだ。お会いしてお話しをしたのはわ...

卓球が人生を決めた

今回は、死ぬまでにどうしても書いておきたい卓球のお話しです。 ※ 3月13日に、国際卓球連盟(ITTF)が、4月末まで予定されていた国際大会の中止を発表した。色々な意味で心配な日々が続きますね。 * 冒頭のアイキャッチ画...

藤城清治 ― 影絵展

風に揺れる髪が美しい乙女や、色とりどりの服をまとったこびとたち。大きな木のたくさんの小さな葉の間から注ぐ木漏れ陽。藤城清治氏の描く世界は、こうした美しいメルヘンの世界というイメージがありましたが、今回、初めて訪れた氏の影...

手拭い 千客万来

手拭 ― てぬぐい

夏目漱石の小説「坊ちゃん」の主人公は、毎日、温泉に行くのに赤い西洋手拭をぶら下げていくことから赤手拭と呼ばれていましたが、この西洋手拭とはきっとタオルのことでしょう。タオルが日本に初めて輸入されたのは明治初期と言われてい...

スタインベックと旅、そして本

ジョン・スタインベックは、怒りの葡萄やエデンの東、などであまりにも有名ですが、ついこのあいだこのブログに書いた「お盆とお墓」の中で、日本中のいたるところに出稼ぎの人たちがいて、自分の故郷ではない他人の土地で数えきれないほ...