沖縄の布 -琉球紅型、城間栄順展-
東京で開催された宝城間栄順氏の琉球紅型展を訪ねた。日本に残る宝のような布に、栄順氏の豊かな紅型染色が施された作品が数多く展示。宝布とは、越後上布、結城紬、宮古上布、喜如嘉の芭蕉布、久米島紬、松岡姫。透けるような布と鮮やかな染色が印象深い。
沖縄の布 ― 琉球紅型
沖縄の代表的な工芸品の1つである琉球紅型の染め。手作業で色を差していくところが特徴で、型染めであっても1つ1つの作品が全く同じにはなりません。独特の色と柄とが醸し出す美しさは沖縄らしさに溢れています。
沖縄の布 ― 芭蕉布
沖縄の布には琉球王国の王族のために発展していった首里織や、読谷や八重山など各地で織られたミンサー織、また芭蕉布などがあります。芭蕉布は薄く涼やかな布で、制作には非常な手間と労力がかかります、
九谷焼にかけた壮大なる夢、吉田屋伝右衛門
古九谷と言えば、江戸初期のわずか40年ばかりの間に生産されていた焼物の名品。古九谷が消えてしまって100年以上も後に、72歳にして九谷焼の再興に着手した加賀の商人、四代目吉田屋伝右衛門の話は非常に興味深いものです。
人形と小物入れと布
人形作家、与勇輝氏の作品が展示されている河口湖ミューズ館に行きました。氏はこうした作品を作るのに古い着物の布を利用しているそうです。私の小物入れは、捨ててしまうのはもったいないと、古い着物の布で作られもの。着られなくなってしまったものでも、こうしてまた息を吹き込まれるものもあるのですよね。