粘土猫制作教室の5回目のレッスン動画を公開しました。寒いとき、猫はヘビがとぐろを巻くようにまるまって寝ます。あの姿を作る手順を説明しています。
まんまる猫、どうやって作ったらよいのでしょうか。そのキーポイントは、出だしの形作りです。まず最初に、粘土を野球ボールのような球形にします。次に、ヘラで約四分の一程度をばっさりと切り取ります。切り取った部分は後に猫の頭になります。この続きは以下のYouTubeチャンネルでご覧ください。
日本では「まんまる猫」のことを、その形が化石でよく知られているアンモナイトに似ていることから、「ニャンモナイト」とか「アンモニャイト」と表現されることがあります。理佐先生の粘土猫作品には、わたしたちを楽しませてくれるこのような類のダジャレ的タイトルが付けられていて、それが粘土猫作品の造形の面白さと共にもうひとつの大きな魅力になっています。
ダジャレは漢字では駄洒落と書きます。「駄洒落」は「洒落」からきた言葉ですが、主に中年以降の男が発するいわゆる駄洒落、またの名をオヤジギャグと呼ばれる表現は、ほぼすべてが「音」に反応して作られるものです。内容的に深い意味はほとんどなく、たいていは「あぁそう」と軽く受け流されたり、冷ややかな目線が返されることになります。一方、洒落はその言葉の中に、風刺、頓智、粋などに通じる意味を含み、それが如何にうまく表現されているかが問われます。
例: Youtube チャンネルでも紹介したことがあり、私も気に入っている作品と駄洒落タイトル
日本語タイトル: カー・ナビ
English Title: Caw Navi
このような駄洒落や洒落は日本語以外にももちろんあります。実際、英語でも ”Dad jokes” という日本語とまったく同じ意味の言葉があります。いわゆる「駄洒落」は言語が違っても音でそれなりに理解することは比較的容易かもしれません。しかし、「洒落」はどうでしょう。文化の違いが、外国人による理解の大きな壁になることが多いかもしれませんね。
理佐先生は今現在も次々に新しい作品を制作しています。それらの楽しい作品をご紹介しながら、逆に、皆さんが使う言語で洒落・駄洒落のタイトルを付けた粘土猫の作品を披露していただくのを楽しみにしています。また、粘土猫の作品に、こんなダジャレや洒落のタイトルというご提案があれば、是非教えてください!それを題材に理佐先生が作品を作ってくれるかもしれません!
ところで、くるりと丸くなって寝る動物は、猫だけではありません。下の写真のように、いろんな動物たちがまんまるになって寝ています。人間だってお母さんのお腹の中のいた頃のように丸くなって寝ることがあります。近頃はほとんどなくなりましたが、私もごく稀に丸まって寝たいときがありました。