2019年の秋がもう終わろうとしています。 東京の奥座敷、奥多摩の山々では真っ赤に染まった木々の葉がもうすっかり落ち葉となり、紅葉は今、都心で見頃となっています。

奥多摩の紅葉

この秋は、災害の多い秋でした。台風や線状降水帯による豪雨、また暴風で被害を受けた地域が多くありました。東京でも橋が壊れたり、がけ崩れによって道が寸断されたりしたところもあります。茨城県の水戸、大洗あたりは台風の進路となりました。10月初めに訪れた、大洗磯前神社の有磯の鳥居は、海にせり出した岩に立つ姿が凛として美しかったのですが、その姿は変わらず今もあるだろうかと思いを馳せたりしています。

台風後のまだ水が濁る奥多摩湖
大洗磯前神社の有磯の鳥居

自然は、私たち人間にはどうすることもできない大きな力をもって、ときに恵みを、ときに脅威をもたらします。けれど、その抗えぬほど大きな力をもつ自然に対して、私たち人間が少なからず影響を与えていることもあるのです。地球温暖化による今後の気候変動を思うと、心配になることがたくさんあります。ほんの小さなことからでも、自分にできることをしなくてはと思います。

東京国分寺市の殿ヶ谷戸公園の紅葉