久しぶりに帰った実家で、俳句の色紙がちょっと粋な和風の軸に飾られていました。
うん? これは。。。帯かしら?
母に尋ねると、やはり、帯だそうです。
もう高齢になり、自動車の免許を返納して出かけることもめっきり減った母。着物に袖を通す機会もほとんどなくなってしまいました。
帯もしまいこんでいては勿体ないし、使わなくなったら、思い切ってよい長さに裁断して、こんなふうに再利用してみてもいいなと、ちょっと感心しました。この和風の帯は、主張し過ぎていないので、色紙を掛けるにはちょうどよい感じ。色紙の大きさに合わせて、対になる角に糸をかけて、色紙が留まるようにしてあります。
もう少し派手な帯なら、そのままタペストリー風に飾ってもいいかもしれませんし、半幅の帯なら、テーブルランナーにしてもよいかもしれませんね。
俳句は村上鬼城。
— 水涸れて 池のいすみや 落椿