ちょっと投稿の時期が遅くなってしまいましたが、雛祭り関連のトピックをひとつ。

雛のつるし飾り - Hina no Tsurushi Kazari私は畳の部屋で寝ていますが、枕元の壁に2月のある日から可愛いらしい人形がつり下げられました。気になって調べてみると、雛祭りに因む日本三大手芸と呼ばれているものがあることを初めて知りました。福岡県柳川の「さげもん」、伊豆稲取の「雛のつるし飾り」、山形県酒田の「傘福」だそうです。

枕元につるされていたのは、伊豆のお土産だと妻から聞いたので、伊豆稲取の「雛のつるし飾り」のようです。江戸時代から伝わるもので、長女の初節句に、無病息災と良縁を祈願してつるします。本来は、30cmほどの下げ輪に、170cmほどの赤い糸を5本つるし、それぞれの糸に着物のハギレで作った飾り人形が11個つけられます。これが雛飾りの両サイドにつるされます。

つるされる細工物には、桃(長寿)、猿(魔除け)、三角(薬袋・香袋)、巾着(金運)、柿(長寿・厄除)、ほおずき(女性のお守り)などがあります。

枕元のつるし飾り
本来のものは110種類も細工物がつけられ、豪華ですが、枕元のこのつるし飾りはシンプルで、とてもかわいい。わたしとしては、これだけで十分満足。

伊豆稲取温泉でもうすぐ終わってしまいますが、「雛のつるし飾りまつり」が 3/31 まで開催されています。