冷たい緑茶の美味しい作り方

今年の夏は暑くて長い長い夏ですね。さらにアテネ五輪での日本勢の活躍に思わず熱くなってしまうので、連日の「猛暑」もいたしかたないのでありますが、暑い!暑い!という夏に、つめたく冷やした一杯の緑茶をいただくと、暑さでぼーっとしていた頭がスッキリします。つかの間、涼しい風が吹き抜けます。

冷たいお茶最近、水出し茶という淹れ方があることを知りました。水で淹れるお茶は、さっぱりとした味わいだけでなく、お湯で淹れるお茶に比べて、ビタミンCが壊れにくく、豊富にビタミンCが含まれていて健康的なのだそうです。

さっそく、いろは堂でご紹介していた狭山の本比園の比留間さんから「ペットボトルで水出しした冷茶」を教えていただきました。空のペットボトルと常備している煎茶があればOK。一足先にもうひとりのライター hiromi が挑戦して、お茶の量や抽出時間を伝授してくれたので私も挑戦してみました。これが美味しい。甘いのです。渋味がなくてまろやかで。
ということで本比園流 hiromi バージョンの冷茶の作り方です。

  1. 500mlの空いたペットボトルに煎茶を入れる。
    500mlのペットボトルでは茶葉の量は15?20グラムぐらい。かなり贅沢。もう少し少ないほうが実用的かな。実は茶葉を入れるのが以外と面倒。スプーンで直接入れようとするとこぼれるので、紙で簡易じょうごのような形を作ってそれで入れることにしました。
  2. 沸騰させて冷ました水かミネラルウォーターを、ペットボトルに入れる。
    水で淹れる場合はとくにお水はおいしいほうがよろしいようです。水道水でしたらカルキが抜けるように、十分沸騰させて冷ましておきます。ミネラルウォーターなら硬質のものは避けて。
  3. 冷蔵庫に入れてしばらく待つこと、約30分?1時間。
    オリジナルのペットボトル濃いのが好みの場合はさらに時間を置きます。一晩置いても大丈夫。一晩おくなら茶葉の量が少なくてもよく出ます。
  4. 茶葉を茶こしで漉しながら、冷茶を別の容器に移す。
  5. もう1本、空のペットボトルがあれば茶こしで漉しながら入れちゃいます。
  6. ペットボトルにまた戻す。オリジナルのペットボトルの出来上がり。

茶葉の量も抽出時間もお好みで。贅沢に使った茶葉ですがこの後2回位は使えました。お気づきでしょうが、ペットボトルに茶葉を入れる作業も、完成後に茶葉を茶こしで漉す作業もちょいと面倒です。冷水用のボトル(できれば蓋に葉受けのあるもの)とか急須に茶葉と水を入れたほうが楽ですよね。お出かけ前にペットボトルに移せばよいし、お家でしたら冷たく冷やしたお湯呑みやグラスで。

冷茶用のティーバッグを利用すれば面倒なことはないのでしょうが、粉茶のようなものと、煎茶とではまったく味わいが違います。煎茶ですと色はそれほど出ないのですが、味はしっかり出ています。なによりもお茶の葉がボトルや急須の中できちんと開いて踊ることがお茶の旨みを出すポイントだそうです。