家族で田植えイベントに参加しました。狭山丘陵の西の端に、雑木林のある里山の風景を残し、その文化を体験できる場を提供することを主な目的とした、大きな野山北六道山公園があります。ここには高低のある地形を利用したフィールドアスレチックなどもありますが、田んぼと小川、茅葺の民家もあり、年間を通じて「里山の体験」ができます。
「里山って何?」とおっしゃる方もあるでしょう。皆さんは「となりのトトロ」をご覧になったことがありますか? 一昔前の田んぼや畑、雑木林や小川などを舞台にした宮崎駿のアニメですが、そこに登場する風景は、実はこの一帯の里山をベースに描かれたものと言われています(八国山緑地もすぐ近く)。日本では古くから、農家が堆肥の元となる落ち葉や薪などを得る場所として、近くの雑木林を大事にしてきました。民家と雑木林が織りなす風景、それが里山の風景です。
ここで開催された「田植え」イベントで、入ってきましたよ、田んぼに。ほとんど経験のない、子供を含む人たちが田植えをしようっていうのだからそれは大変。職員の方達の指導を受け、目印に張ってくれる紐を頼りに古代米の苗を植えました。泥だらけになったけれど楽しい経験でした。田植えをしながらザリガニ捕りに興じる子供もいました。
近くの小川にもザリガニやオタマジャクシがいて面白いぞ。お昼は民家でお弁当。おいしいお米ができますように!