春の御岳渓谷

陽光に誘われ、御岳渓谷に行ってきました。
mitake-keikoku.jpg
青梅線の沢井から御岳まで、ほんの一駅の区間ですが、多摩川沿いにさかのぼってみました。山桜、山吹、雪柳、ミツバつつじ、クレソン、菜の花….それにまだ開ききらないモミジの軟らかい萌黄色。春は本当に美しいですね。

そして、春は「おいしい」季節でもあります。山のものなら、ふきのとうに木の芽、たらの芽、竹の子など、次から次へと思い浮かびます。歩きながらふと見上げると、山桜の薄紅色の花の間に紅褐色の葉が見え隠れしていました。食いしん坊の私はその色からつい桜餅を連想してしまいました。桜餅の葉はふつう、「大島桜」の緑色の葉を塩漬けにして使うそうですが…。

御岳の駅のすぐ近くにコンニャク専門店を見つけました。店内で試食をした「のしこん」は独特の臭みがまったく感じられず、つるっとした喉越しがとてもおいしかったので、白いのと青海苔入りのを早速購入、さらに駅前でおばさんがふきのとうやノビル、ワラビなどを並べて売っていたので、きゃらぶき用の蕗を買いました。
おいしいものを食べるとき、ぴったりの器があれば、尚嬉しいものです。この透き通った繊細なコンニャクはいったいどんな器に盛ったら引き立つでしょうか。

追記:
蕗を買い求めたとき、「きゃらぶきの作り方はご存知ですよね?」と尋ねられ、「前にも作ったことがあるので大丈夫です」と大見栄を張って帰ってきたのですが、いざ作り始めると今ひとつしっくりきません。前に伯母から教わったレシピ(というほどのものでもありませんが)で作ったのですが、分量なんてまったく分からないのですから。どなたか私に「おいしいきゃらぶき」の作り方を教えていただけないでしょうか。

7件のコメント

  1. 蕗というのは強い植物で、ご近所から植木をいただいた時くっついていたのか、我が家の猫の額ほどの庭に次から次へと生えてきました。
    それを使ってきゃらぶきを作ってみました。
    蕗を塩を入れたお湯でゆで、水にとって、皮をむきます。
    少し面倒でも皮をむくと、おいしくなるような気がしす、
    でも、あまり細いものは皮をむかなくても良いと思いす。
    その後、適当な長さに切って、さとう、酒、しょうゆとみりんで、少し濃い目に煮詰めれば出来上がり!
    とってもいい加減な作り方ですが、それは家庭の味ってことで!
    ところが我が家の蕗は、あまりにも繁殖しすぎたために、夫が仇をうつかのように刈ってしまい、とうとう絶滅してしまいました。
    夫は、蕗との戦いに勝ち誇っていましたが、我が家の食卓にきゃらぶきは上らなくなってしまいました。
    残念!

  2. 一個!さん
    初コメント、ありがとうございました。とっても喜んでいます。
    私は甘辛い蕗が大好きです。でも家族が、もうちょっと日持ちのする甘くない、よく山のほうにいくとお漬物などと並べて売っているような、黒いきゃらぶきをイメージしているらしいのです。
    一個!さんのお庭に生えた蕗はきっとあまりあく(灰汁)が強くないのですね。伯母には、山の蕗はあくが強いので、重曹を入れたお湯でできれば二度ほど茹でてあく抜きするように言われました。皮はむかなくていいそうです。
    それから、お水を入れずに多めの酒、しょうゆ、だしの素を入れて煮詰め、最後にみりんで味を調えるのだとか。そのとおりに作ったつもりなのですが、ふっくらと出来上がりませんでした。あく抜きし過ぎたのか色はそれほど黒くなりませんでした。
    きっともうちょっとコツがあるような…
    でも、この次、蕗が手に入ったら一個!さんのようにやっぱりお砂糖を入れて少し甘めにしてみようっと。
    hiromi

  3. hiromiさんへ
    コメントを送ってからネットできゃらぶきの作り方を調べて、はずかしくなりました。
    hiromiさんの作り方が正しいようです。
    今日、スーパーできゃらぶき用の蕗を見かけて、久しぶりに食べたくなり、買ってしまいました。
    明日は、hiromiさんのレシピで作ってみようと思います。
    結果は、乞うご期待

  4. 一個!さんのコメントを読んで、私もネットで調べてみたところ、きゃらぶきの作り方がたくさんありました。でも、それぞれ微妙に違っているようです。要するに、「家庭の味」なんですね。お砂糖は使うほうが一般的のようでした。
    ただ、大量の蕗で一度にたくさん作る、という作り方が数多く出ていましたし、保存食という意味からも、ある程度まとまった量で作るほうがきっと上手にできるように思われました。スーパーで売られている一束ぐらいの量だったら、少し水を入れて煮たほうがよいかもしれませんね。
    一個!さんのきゃらぶき、おいしくできますように。
    hiromi

  5. いろいろ参考になりました。
    今年は田舎の方へ行って野ふきを摘んで作ってみたいのです。
    自然の恵みを感謝して保存食を作っていた昔からの知恵を私も大切にしたいです。
    有難うございました。

  6. 今年は、きゃらぶきを作ってみたいんです。
    とても参考になりました。
    お天気の良い日に野ふきを摘んでくるのが楽しみです。
    ありがとうございました。

  7. 北海道の義父からフキをたくさん頂いたので、
    きゃらぶきの作り方を調べてたどり着きました。
    参考にさせていただきます。
    昨日は煮物、一昨日は油炒めでした。
    今日はきゃらぶきだー!!

コメントはできません。