はらはら舞う桜の花びらがなんとも美しくてしばし足を止めてしまいました。桜は散り際までも美しいなぁ。今年の桜は例年よりもずいぶんと早く開花したわりには、いつもより長く楽しませてもらっているような気がします。開花してからの寒暖の差が激しかったのが幸いしたのでしょうか….
新年度が始まりましたね。
楽しいことやわくわくするようなことがたくさん訪れますよう…
いろは堂も春一番のお客さまから嬉しいお便りをいただきました。
「色彩がきれいでとても可愛い表情をしています。自宅の飾りだなに早速、飾ってみました。まわりが一度に明るくなったようです。
お店に飾れば、きっとお客さんも喜んでくれると思います。」
息子さんのお店に飾る招き猫を、ということで白盛をお買上げいただきました。気にいっていただけてとても嬉しいです。この白盛は小槌を持った招き猫で、お金とお客さま両方の御利益を招くと言われています。お店が益々繁盛しますように!
食堂や酒屋さんの奥の棚にちょこんと座っている招き猫。登場は300年以上も前。前足を顔の横に挙げ、手を前に曲げる「手招きポーズ」が人を招いて見えるので縁起がいいとされ、千客万来、商売繁盛を願って商屋に置かれるようになったそうです。
今では商売繁盛・千客万来だけでなく、我々庶民の様々な願いを込めた縁起物になってきているようです。材質・かたち・色・表情なども、数え切れないほどの種類があるので猫好きにはたまらない。 縁起物としてだけでなく、趣味で集めているコレクターがたくさんいらっしゃるにちがいありません。
招き猫がいったいどんな福を招いてくれるのかはその上げている手で決まります。
右手をあげているのは、お金。
左手をあげているのは、人(お客様)。
しかし、まったく逆のこと(左手がお金で、右手が人)を言っている説もあります。どちらなのでしょうか、どなたかご存知の方教えてください。
両手をあげている招き猫もいます。一挙両得、すべての福を招くそうです。
両手を合わせ拝んでいる招き猫も見つけました。この猫はお祈り猫だそうです。「神だのみ」ならず「猫だのみ」でしょうか。
右手上げが雄、左手上げが雌との説もあります。これだと縁起とは無縁になってしまいますけれど。
上げている手の長さにも意味があります。長いほど「手長」とよばれ、遠くの福を呼ぶとか、福がたくさんやってくるとか言われて珍重されているそうです。でも短いものにもきちんと「近くの福がやってくる」という意味が込められているそうなので、手の長さなんかで猫ちゃんに優劣をつけないでくださいね。
さらに、色や持ち物にも意味があります。これについては次回。
では、皆さまに福来たれ。